未来へライト Up!

　　こんにちは

　　Masami Lightです

　　



上の懐かしいプーさんのテーブルは

我がお子ちゃま達ことボーイズが幼い頃使っていたものです

なんと11年ぶりに沖縄の実家へ戻ってきました　(^ ^)


沖縄に戻ると懐かしい顔ぶれや歳をとったおじさん、おばさん達

LAで見ることの少ない、


沖縄の天気の下でただただ生きているだけで幸せさー


というような顔をあちらこちらで見かけます

育った島なんだなあと実感する暑さと環境と人


もう8年前ほど前に亡くなった祖母の妹ことおばさんと呼び親しんできた

おばさんが11年前、カルフォルニアへ引っ越しが決まり

残りあと2日ほどで出発というある日

おばさんは実家に、ひょっこりやってきました


子供達の使っていたものを一つおばさんにちょうだい
なんでもいいけど、あえて希望を言えるなら
子供達の使っていたこのテーブルが欲しさー

おばさんは、戦争のために大好きな学問を続けることができなかったから
本を読んだり、文字を書いたりするのは好きでね

身長低いからこのテーブルといすが丁度いい高さ
大好きなボーイズ二人のことを毎日思い出せるように
このテーブルをちょうだい



ということでした

戦後、栄養失調で身長が低い多くの沖縄の人たち

おばさんもその一人でありました

残りわずかの時間だったので慌ててテーブルを綺麗にし

持って行った時は万遍の笑顔で一生懸命書いた手紙を１通渡してくれたのです

今でもずっと持っていますが、

遠くへ行く私を気遣う言葉が綴られていました


戦時中、シベリアへ派遣されたおじさんは多くの凍死する仲間を

横に生き抜いたものの子供が作れない体になっていたようです

子供がいなくて寂しい思いをしていた夫婦の家に

子供のおもちゃはもちろんのこと、子供のものが運び込まれたのは

初めてのこと　

おばさんがニコニコと嬉しそうにしていたのが印象的でした

それから数年し、おばさんは病に倒れ

亡くなってしまい、少しずつ行き場を失って行ったテーブル

今回、帰省のときに９０歳をすぎたおじさんも入院となったので

家には誰もいません

物置に置き去りにされていたテーブルと椅子を

時折、実家へ遊びに来る姪っ子の子供たちに使ってもらおうと

思い立ち、親戚のお姉さんに電話をしたところ

なんとすぐ近くにいたのです

タイムリーな流れでおじさんの家の鍵を持っていたので

テーブルを運び出すことにしました


このタイムリーさは、おばさんが　


　長い間ありがとう


と伝えようとしているかのようなタイミングでした


実家へ持ち帰り、テーブルを拭いていると

テーブルの脇に見慣れたあの手紙のおばさんの文字が　

テーブルがおばさんのところへ行った年と我が家のボーイズの名前が

書かれていたのです　


なんどもその名前のところをさすっていたのかも

というような手垢までついていました

おばさんの葬儀の時のお坊さんと親しくさせていただくようになり

その後の言葉を思い出していました


たくさんの人を見送ってきたので
人の心が、よく見えます
見たくない心の様子まで見えることもあります
お子さんたちは、心から想うという大切さを知っていますね
亡き人が喜んでおられますね


何気ない言葉で人は、心が救われること多いです

何気ない言葉で人は、たくさんの勇気をもらったりもします


そんな言葉一つ一つを思い出し

今回の戻ってきたテーブルと椅子

やっと実家に一つだけ残っていたトラのティガーの椅子とプーさんの椅子も

懐かしい対面です

おかえりなさい　


と声をかけ、テーブル一つに

私も家族も心が晴れるような気持ちにさせてもらったのです


今年は、失われたものや人たちが

元の形に戻る時です

これもなのねー　(^ ^)　と思わずくす笑いをしました

あなたのところで、どんな無くした？

失われたものが元のところへ？または元へ戻って行きましたか？

人間関係も心も仕事も多くの人のところで見られる

元へ戻るその流れを見ながら

また多くの人のところで同じような温かさが訪れるように願いながら


これまで見送ってきた方々の命が消えそうになる数ヶ月前から

その様子が見えてしまうことを悲しんだこともありました

でも、今となってはそのギフト感覚のおかげで

最後の瞬間まで大切にしようと行動に移せたこと

思い出を振り返り、全てに感謝しかない

全てに感謝だと実感するのです


Love＆Thank you